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ハルゼミ 680
ハルゼミが鳴き始めたという情報で、海岸の松林へ。ここは5月に毎年農薬の空中散布をするので、虫の種類はそれほど多くない。松林に近づくとゼーオ、ゼーオとすぐに聞こえだした。 まずセミを探すが松が多く背も高いので、どの木で鳴いているのかさえ、よく分からない。すぐにあきらめて脱け殻探しへ。太い幹で5本に1コぐらい脱け殻があった。計8コぐらい見つけられた。サイズは写真ので21mm。1.5-3mぐらいの高めの所に付いていて,写真が少し撮りにくかった。殻は薄く日が当たって明るく光り、ツヤがある。 ハルゼミの鳴き方は独特で1匹が鳴くと回りのセミが同時に鳴き出す。しかし鳴き方は同じでなく、ジーと鳴くだけの者からゼーオと大きく音程を変える者まで様々。そして、そのセミの鳴く場所が連続的に移動していく(セミが移動するのではない)。止まっていると、遠くからセミ声が聞こえだして、どんどん近づいてきて、回り中で鳴いていたかと思うと、その波は逆の方へ遠ざかっていく。時期が早いのか、まだうるさいというほどではない。 同定はけっこうやりにくい。簡単には、松林にいるのがハルゼミ、照葉樹林にいるのがヒメハルゼミということで、済ませるが、脱け殻がみつかると触角の節の長さで分かる。黄色で示した第4節と青で示した代3節の長さの比が、4:1, 3:1, 2.5:1 ならハルゼミ、ヒメハルゼミ、エゾハルゼミらしい。エゾは大きく宮崎では平地にはいない。 写真のように、どの個体も4:1に近いが、第3節がどこから始まっているのかが分からない画像がこの他に多くあった。もし生きていたらこの撮影はかなり難しいだろう。 ハルゼミが鳴き出すと春も終わりが近い。 宮崎市木花 木花運動公園、 2011年4月23日
by tukikui
| 2011-04-23 21:30
| カメムシ
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