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サナエトンボ科 ヒメサナエ 450
下草の50cmぐらいのところに黒と黄色の見慣れないトンボ。イトトンボにしてはがっしりした体格で眼も大きくきれいな緑色。消去法でサナエかと思いながら慎重に近づく。気温も25度ぐらいあり、一度飛ばれたらチャンスはない。 羽のツヤがよく、羽化してそれほど日がたっていない感じ。初め口元が黒くてもぐもぐさせていたので、食事中だったようだ。10cmぐらいまで近づけた。トンボは目がいいので、速い動きをするとすぐに逃げるが、ゆっくり近づくと素手で捕まえることもできてしまう。結局5分ぐらいストロボをバチバチ焚くが逃げないでいてくれた。体は大きいが眼から腹の線と羽のラインの2軸で平面を作るので、写真は撮りやすいし、かっこいい。このブログ4ヶ月目にして初のトンボ目が収録できた。 さて、自宅でほとんど見たことのない図鑑のトンボのページをめくると、めまいのするような似たサナエがどっさり出ている。ほんとはハチやハエもそうなのだろうが図鑑に載っていないので、そこまで感じなかった。まず、一番安易な同定法として、普通種のチェックをした。小中サナエ15種が載っていたのだが、「まれ」3種、「少ない」10種で、記述の無いは残りの2種。道理でこれまで小さなサナエをあまり見なかったわけである。 体長31mmから絞り込み、解説を頼りに、横胸の黒条1本、前胸のハの字の後方に点があることからヒメサナエと同定。チビサナエが少し気なるが分布が鹿児島県南部なので、とりあえず置いておく。尾部がふくらんでいるので、オスのようだ。尾部の交尾器付近の拡大写真がないと同定できない種もあり、撮っていなくて少し焦った。さすがにトンボサイズでは翅脈や毛の位置や有無までは見なくてよいようで助かる。 一番最後の写真は羽に胴の黄色が反射してきれいです。ストロボの副産物ですが。 ネットで検索かけるとすごい写真がたくさん出てきます。さすがファンの多い目です。望遠マクロで撮っているのでしょうか。飼育羽化も盛んなようです。 宮崎市鏡洲 竹ノ内、 2011年5月14日
by tukikui
| 2011-05-15 10:23
| 昆虫
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