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日当たりのよい白い金属の電柱にコバチが真上を向いて止まっていた。やや高い位置で正面から頭部が撮れないが、それ以外はじっくり見ることができた。一見ニッポンオナガコバチ風だが、全体にふっくらとしていて丸っこい。触角は8節で短い。頭部は横に長く大きな3個の単眼が直線的にならぶ。背面は茶色、それ以外は黄土色というか飴色。中脚の基部の形状が複雑で面白い。翅脈はほとんど見えない。産卵管が見えないのでオスか。
体長3.1mm、これまでオナガコバチ科は、ニッポンオナガコバチとイスノキモンオナガコバチを載せていたが、直接比べてみると大分違う。少しネットで探してみたが、見つからず。 このコバチがオスだとすると、待っているのは当然メスで、近くに何か無いかと探してみた。すると3mぐらい離れた所に下のような実を付けたピラサンカらしい大きな木があった。ニッポンオナガコバチなどの夏、秋の画像ではこのような実のまわりでの行動がおちゃたてむしさんのサイトなどで載っていたので、少し怪しいと思った。しかし、この1頭以外は発見できず。 追記 おちゃたてむしさんから、カタビロコバチ科ではというご教示。探してみると、確かに黄色で似た者がある。美しい画像のEurytomidae Sycophilaにリンクしておく。中胸、後胸の節の形はそっくりだが、頭部や胸部の点刻がこちらの画像には見えない。光の具合か。特徴の一つの中脚の転節から腿節あたりの瘤状の感じがそっくり。触角の縦に毛が並んで所もよく似ている。 ちなみに、このサイトにはこれまで二種のカタビロコバチ科を載せているがかなり雰囲気が異なる。9月と、冬のコバチの4番にある。1月の方は撮影場所も同じ。 コメントにあるSycophila variegataの和名がキイロカタビロコバチで、この種と近縁種らしい。ネット検索をかけるとおちゃたてむしさんのところ、Sparkle of the life (syuichi )で画像が見つかったがどちらも真っ黒い。オスメスの違いか。 宮崎市内海 野島神社、 2012年1月14日
by tukikui
| 2012-02-05 08:51
| コバチ
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