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ザトウムシも当地では多い虫だが、あまり載せていなかった。不安定な草の上などにいることが多く、意外に逃げ足も速い。2,3枚は撮れてもうまい角度から撮れることは少ない。今回黒地に白の斑点のスマートな色合いのザトウムシが石碑の上でくつろいでいたので、ゆっくり撮ってみた。これで3種目。この石碑は日当たりがよく、足場もよいので、よくお世話になっている。
ザトウムシは前から2番目の脚が一番長く、この脚を触角のように絶えず動かして周りの様子を探っている。この個体はまだ小さい方だが、脚の長さは10cm弱はあった。大きいのになると差し渡し30cmぐらいのものが森の中にはいる。 ザトウムシと言えば偽関節だが、どうもよく分からない。2枚目の画像の腿節と膝節の関節に非常に細い白い輪紋が見えるが、その少し胴側にも白い輪紋がある。これが偽関節ではないかと思うのだが、確信は持てない。偽関節を持たない亜科もいるそうだ。 ザトウムシの脚は体に対して異常に細いので、通常の静止姿勢で胴の重さですでに湾曲している。そのため体が上下に揺れやすい。しかも捕まえようとするとこの脚を自切するのでやっかいだ。 拡大すると腹部にはっきり分かる1本のトゲがあったので、名前が分からないか調べてみると、虫ナビであっけなく似たものが見つかった。ギンボシザトウムシの幼体。しかも、ご近所の南風のデジタル写真日記で、2年前に宮崎初とある。鹿児島県にもいるらしいので、北上中の種か。そこにはこれのさらに模様の異なる幼体の画像も合って、成長に伴い模様がどんどん変わるようだ。 今回の画像はすべて石碑の垂直面で撮ったものだが、フレームの関係で横位置に掲載。 宮崎市内海 野島神社、 2012年10月7日
by tukikui
| 2012-10-08 17:38
| 昆虫以外
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