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ヤツデの葉裏をアリの様な虫が歩いている。画像は付近にいた3頭ぐらいが混ざっていて、同一個体ではない。色が派手でコバチのようだ。時々止まるチャンスを利用してシャッターを切るがなかなか当たらない。ファインダーで見ていると、時々ピントがあったときの頭部や胸部の質感がEVFにもかかわらず、美しいのだがなかなかうまく撮れていない。体長2mm強。
中脚が長く、距が大きい、羽の先が黒いなどからトビコバチ科と判断。横からの写真でみると、複眼は、カゲロウの成虫のように上方を中心に見るようにできている。前方は触角を慎重かつ頻繁に使って何かを探査している感じ。 体にはゴミがたくさんついているが、これは、オオタニワタリの葉裏にいた個体で胞子やそれの殻や毛。多分獲物は胞子食の者か。よく見ると小楯板の黒い部分は1対の棘状(または、シャチホコガのような毛の束)になっている。大きな羽がついているのだが、翅脈も見えず存在感をうまく消している。これも、アリへの擬態のためか。 絵あわせのため、おちゃたてむしさん、BABAさんのサイトで久しぶりに検索をかけてみる。すごい数のトビコバチ科の画像がでてくる。端折りつつ8割ぐらい見たところ、背中に毛の束があるのは、黒いトビコバチ、胸部の背面の様子が似ているのはMetaphycus sp.だった。意外にオレンジ色と黒で色分けされた者が少なかった印象。このような総めくりは時間のある連休ぐらいしかできない。 追記 ezo-aphidさんにより、ヒゲトビコバチ Encyrtus aurantiiがそっくりと教えてもらった。海外のサイトだが、Bug Guideで生態画像があったのでリンク。胸部の色が違うがここの画像間でも差が大きいので、このくらいはいいのだろう。触角からメスのようだ。 宮崎市内海 野島神社、 2012年12月16日
by tukikui
| 2012-12-24 12:36
| コバチ
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