上の2枚が同一個体で、カズラの仲間の葉裏についていた。加江田渓谷ではイトヒキミジンアリタケは普通で、この日は5体見つけた。他には、アオキの葉裏やタニワタリノキの葉裏にいた。後者はここではイトヒキミジンアリタケがもっともよく見つかる木。木の幹で見つかることもあるが、コケなどで覆われていて見つけにくい。葉裏はその点、非常に見つけやすい。
中には3枚目のようにストローマ(キノコの茎に相当するところ)が折れて無くなっていることもあるが、カビにまみれた1cmぐらいのアリはすべてイトヒキミジンアリタケとしている。1枚目の画像も子嚢果が見えないが、これから発達するのか、折れたのかは不明。
寄主はとげがはっきり見えるので、チクシトゲアリあたりの可能性が高いがアリは未だ調べたことがないので、よく分からない。ただ、ここで見るイトヒキミジンアリタケはすべて同じ種に発生しているように見える。
ネットでいろいろ調べて見るとイトヒキミジンアリタケと似た種にタイワンアリタケがあり、そちらの方が特徴があっているので、タイトルを変更した。ただし、同定をできたわけではなく、何となくそんか感じという程度。
宮崎市鏡洲 加江田渓谷、 2011年1月4日