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13.? 040 全身赤いコバエで、3月のコバエ-6-の9番と似ているが、胸の毛の生え方、複眼の形など違うようだ。 ![]() 5月3日の追記 ezo-aphidさんの指摘を受けて、連休で時間があったので、久しぶりに田中和夫氏の屋内害虫の同定法2を眺め直してみた。改めて断っておくが、私はこのような検索表を引いた経験はほとんど無いので、どこかで間違っている可能性も大いにあり得る。 13a 触角 分類に重要そうな画像の拡大図を上げる。ピンぼけで申し訳ないが触角がきれいに写った画像はなかったがコントラスをあけると触角は片櫛歯状であることが分かる。 ![]() 13b 単眼後刺毛 白い矢印はコメントにも出てくる単眼後刺毛。内側に向いている(収束と呼ぶらしい)のが分かる。 ![]() 13c 亜前縁脈 無弁翅類の中での分類の分岐点の一つ亜前縁脈(Sc)の様子。Sc(青い矢印)は途中で消えて、前縁(C)に達していない。 白い矢印は前縁にある短い毛?。 ![]() 13d CuA1脈付近 左側の画像の青い矢印はCuA1脈、右側の画像は別角度からのもので青い矢印はCuA1脈、黒い矢印はその内側(後縁側)にある脈かもしれないもの。CuA1脈より左側には黒矢印を除いて脈が見えない。 ![]() これらの画像から、科を検索してみたのだが、結論として自分ではよく分からなかった。 まず、ScがCに達しないことは13cの画像から分かった。次にCuA1の内側にCuA2脈やCupという翅室の有無が分類項目にあるのだが、13d画像からは無いように見える。13dの黒い矢印がCuA2脈の可能性もあるが、Cupはやはり見えない。羽の根本に近いところの構造なので、見えにくい可能性は残る。 Cupが無く、13bのように単眼後刺毛が収束しているのはキモグリバエ科。しかし、同科は触角が櫛状でないとあり13aと矛盾。一方、単眼後刺毛が無いのはミギワバエ科でこちらは、触角は櫛状のものもあると書いてある。困った。 もし、Cupが見えていないだけだとすると、単眼後刺毛が広がれば、ハモグリバエ科なのだが違う。単眼後刺毛についての記述がないが、触角が櫛状ならショウジョウバエ科、目が赤いというのも条件に合うが、「前縁脈Cに直立した短棘毛はない」とあり、これが、13cの白矢印をさすとすると、ショウジョウバエ科ではない。 というわけで、4つの条件しか見ていないが、条件をすべて満たす科はなくなり、結論が出なかった。もちろん、検索表には、これら以外にも多くの条件が記述されているが、どこのことか分からなかったり、見えない部分だったりで使えなかった。多分いくつかの条件を総合的に判断するという難しい選択が必要なのだろう。 それでもあえてどれかと言われれば、触角が櫛状ということからミギワバエ科が第1候補、第2候補にショウジョウバエ科だろうか。 14.オドリバエ科 045 ユスリカかハエかよく分からないまま撮影。交尾中なので少し油断して近寄るとあっさりと飛び去ってしまった。 岐阜大学のページのものと似ているので、ツヤホソバエ科としてみた。 ezo-aphidさんの指摘でオドリバエ科へ。岐阜大学の画像とは翅脈が全く違ていた。この当時は翅脈は全く見てないので、仕方がない。オドリバエ科の特徴の棒状の触角も何となく分かる。 ![]() 15.チョウバエ 063 同日の12番のチョウバエと似ているが、チョウバエはみんな同じに見える。 ![]() 宮崎市青島 亜熱帯植物園、 2011年3月26日
by tukikui
| 2011-04-07 23:55
| コバエ
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