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シダの葉表に小型の派手なハチ。一見して初物と分かったので、慎重に近づく。
触角で葉の表面をなでるように探索している。ただ、その触角の動きが普通のハチと違い、先端の白い部分が鞭のようにしなる。この部分は太くなっていて、ふわふわした感じ。 ビュンビュン振り回すような行動もあり、ストロボを焚いているのに、触角がぶれて写ってびっくりした。触角の綺麗な拡大画像が撮れてないが、下のを見ると明らかに白と黒の部分の構造が異なるのが分かる。白い部分に何かついているが、ゴミか? 解像度が足りない。 腹部の白い環状の模様、頭部から胸部にかけて黒地に多くの白い斑点と胴部は2色でまとめているが、脚部ははでなオレンジ色となかなかの配色。 体長約8mm。印象では15mmぐらいと思っていたので、計ってみてびっくり。これだけはっきりした模様なので、すぐに分かるかとコマユバチあたりをネットなどで探すが見つからない。渡辺 恭平さんのInformation station of Parasitoid waspsというサイトが見つかり端から画像を見ていくとそこにあった。ヒメバチ科トガリヒメバチ亜科のチャミノガヤドリトガリヒメバチ Ateleute minusculae (Uchida, 1955) の美しい標本写真とぴったり一致。google検索かけて見ると18件と極端に少なく、画像は他にない。各地の昆虫リストには出ているので、珍しい者でもないようだ。分布が本州、四国となっていたが、大丈夫だろう。 追記 渡辺さんからのメールでチャミノガヤドリトガリヒメバチ♀との確認が取れました。感謝。 宮崎市木花 木花神社、 2011年9月24日
by tukikui
| 2011-10-12 22:41
| コバチ
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