冬の定番タイワンアリタケもまだ載せない内に、こちらは早春の気配。梅が満開、椿の花もあちらこちらでよく見る。昨年は
タイワンアリタケか?、
タイワンアリタケ? 1、2 などに10枚以上載せていた。今年は昨年に比べて少なく、月に1,2回しか見ない。昨年多くあったところには、今年もあるが減っている。昨年の記事に書いたが、イトヒキミジンアリタケとの区別は決着はついていない。
しかも、不完全な者ばかりに遭遇する。最初の個体はカシの葉裏の主脈でキノコ化したもの。ストローマが折れた(成長中?)ようで短い。腹部が壊れて内部が見えている。外部と同じ茶色の菌糸かと思ったら、真っ白で始めて見た。下の拡大画像はストローマの生え際をトリミングしてみた。なぜ、必ず首ねっこから生えるのか。そこが一番柔らかいからか? でもどうしてそこが一番柔らかいとわかるのか、菌類には脳はなく情報は1カ所で管理されていないはずだが。
次の個体は上の個体のいた木の下草のカラムシ?あたりの葉の支脈で固定化した個体。殆どの場合主脈で静止するので、少し珍しい(1割ぐらいか?)。しかも、家に帰って気が付いたのだが、この個体は脈をがっちりと大アゴでくわえていない用だ。アリ側に物理的な問題があったのか、菌側のプログラムが誤動作したのか、こんなことを調べている人いるのだろうか。この個体もストローマが短い。断面はなめらかで、折れたようにも見えない。
宮崎市鏡洲 加江田渓谷、 2012年1月22日