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いつも同じ場所だと同じ虫が多くなるので、気分転換に違う場所に行ってみた。主な撮影場所は湿った暗い所が多いので、日当たりのよい東向きの風通しのよい太平洋を望む公園にした。3連休で観光客が多かったが、山手に上がってくる人は希。ブーゲンビリアの花が満開で、ハイビスカスの真っ赤な蕾がみずみずしい。しかし、木の種類は5種ぐらいしかなく、乾燥気味で歩いていて宮崎にいる感じがしない。
公園の外の杉林との境には、イヌビワが多く実もたくさんなっていたので、イヌビワコバチでもいないか探して見た。2,3本探すと、2mmぐらいのコバチが見つかる。写真に撮ると産卵管の非常に長い鞘がうつる。いつか見たいと思っていたのでうれしい。肉眼では鞘はほとんど見えない。産卵管の鞘の先まで金属光沢しているが、なかなか色までは肉眼でも写真でも撮りにくい。時々緑色に光る。 1頭見つけると目が慣れてきて、次々に見つかる。計9頭見られたが、すべてメス。大きな実より、中程度1.5cmぐらいの実に多い気がした。1回だけ飛んで逃げられたが、他は、歩いて逃げる。茎を伝って隣のイヌビワの実に歩いて移動するようだ。産卵している個体もおり、ファインダーごしにかろうじて細い産卵管が見えた。1つの産卵に5分ぐらいで、意外に早く、ゆっくり撮影する感じではない。 晴れた場所のイヌビワは実の付きがよく、いつも訪れるところより、実の数、実り具合がすごくいい。いつもと違うところに来たかいがあった。 調べるとイヌビワオナガコバチ。よく見るおちゃたてむしさんのサイト、BABAさんのサイトなどで美しい画像がアップされていたが、本物は初見。おちゃたてむしさんの解説を読むと産卵管差し込むのに7分以上とあり、引き抜く画像も掲載されていた。引き抜くところは見た覚えがないので、差し込むところだけ見ていたようだ。 宮崎市内海 道の駅フェニックス、 2012年11月24日
by tukikui
| 2012-12-03 22:53
| コバチ
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