5月の連休に続き、汽水のハンミョウを探しに芦原へ。この日はちょうど干潮にあたり芦の生えていない所が拡がっている。そこには、シオマネキを初めとする何種類かのカニがびっしりと巣穴を作り、生息している。探し出して10分も立たないうちに、コバエのような飛び方の地味な小さなハンミョウを発見。渋い金緑色、クリーム色で上翅が縁取られている。
なかなか近づけないので、望遠レンズを使いそれほど苦労せずに1m弱ぐらいから撮影。ただし、解像度が今ひとつで、いつものマクロレンズの切れががない。次回はマクロできっちり撮りたいが、これ以上気温が高くなると影のない干潟は暑すぎる。
現場では、模様は似ているが少しスマートな者と、寸詰まりのような者と2種類いるかと思っていたが、図鑑で調べると干潟にはヨドシロヘリハンミョウ1種なので、オスメスの違いだろう。こちらでは、絶滅危惧II類に指定されている。
モニターで見ると各脚の腿節末端のオレンジ色の輪紋がよく目立つ。左右の複眼の色が異なっている画像があるが、これは、自然状態でもそう見える。今回はストロボを使っていない。写真は、同一個体ではなく、ほぼ全部異なる個体。
宮崎市木花 加江田川、 2013年6月22日