薄暗い木の根が垂れ下がる崖を飛んでいたユスリカのようなムシ。やけにか弱い飛び方で、トリバガかと思って注目する。やっとクモの糸に止まったところで細長いアブとわかる。希に見るが、中々止まらずに撮影は難しい方。特に今回の者はこれまでで最小クラス。体長7-8mmで、翅の長さは3-4mm。これでは速く飛べないのは分かる。
止まったところで気がついたが、何か獲物を捕らえていた。そちらにピントを合わせて撮影してみると、特徴のあるある触角と翅でタマバエ科のようだ。このあたりはタマバエは多く、飛び方も緩やかなので、ちょうどよい獲物だ。
宮崎市鏡洲 加江田渓谷、 2013年7月6日